重要なお知らせ

去勢抵抗性前立腺がんに対するプルヴィクト治療開始

2025年12月、転移性去勢抵抗性前立腺がんに対する放射線内用療法の治療薬「プルヴィクト(一般名:ルテチウムビピボチドテトラキセタン(177Lu))」の投与を開始しました。

前立腺がんは日本人男性の罹患者数が最も多いがんであり、毎年新たに約95,000人が前立腺がんと診断されています。中でもホルモン療法が効きにくくなる「去勢抵抗性前立腺がん」は、治療選択肢が限られることが課題とされてきました。プルヴィクトは2025年9月に国内で承認された新しい放射線内用療法の治療薬で、前立腺特異膜抗原(PSMA)に結合する性質を利用し、がん細胞に集中的に薬剤を届けることが可能です。これにより、無増悪生存期間が有意に延長することが確認されています。

治療の特徴

  • 放射線を放出する薬を体内に投与し、体の中で放射線をがん細胞に照射。
  • PSMA陽性の転移病変に放射線薬剤が集積し、前立腺がん細胞のみに結合。正常細胞が傷つくことで生じる副作用を抑えることが期待できる。

治療の流れ

  • 原則、6週間ごとに最大6回投与
  • 投与後は体内から放射線が放出されるため、医療法で定められた放射線量に低下するまで1~2日の入院が必要

※プルヴィクト治療の適応判定に用いるPSMA-PET/CT検査は、検査対応可能な他施設にて実施します。

対象患者

PSMA陽性の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんの患者で、アンドロゲン受容体シグナル阻害剤(ARSI)による治療歴がある方

本治療を希望される方へ

新松戸高精度放射線治療センター(☎047-345‐1115)へお問い合わせください。