セカンドオピニオン
患者さんが医療を受けるときには、主治医だけの意見ではなく、第三者である医師の意見も聞いて判断したいと思われる場合もあると思います。当院では、患者さん自らが治療法などの選択が出来るよう当院医師の意見を提供し、納得して治療が受けられるようにお手伝いいたします。
また当院を受診している患者さんが他院の医師の意見をお聞きになりたい場合は、診療情報の提供をさせていただきます。
当院へセカンドオピニオンを希望される方
他の医療機関で受けている診断や治療方針に関して患者さんの主治医からの情報をもとに、当院の意見を提供することを目的としております。
セカンドオピニオン外来(完全予約制)
検査や治療は行わず、治療に関する相談のみとなります
相談後は元の医療機関での診療となります
対象診療科
- 内科
- 血液内科
- 腎臓高血圧内科
- 糖尿病・内分泌代謝内科
- 神経内科
- 循環器内科
- 泌尿器科
- 外科
- 消化器・肝臓内科
- 呼吸器外科
- 脳神経外科
- 心臓血管外科
- 小児科
対象疾患が限定される診療科もございます。
お受けできない場合について
- 現在の主治医からの相談に必要な資料(診療情報提供書・検査データ・レントゲンフィルムなど)をお持ちでない場合
- 主治医に対する不満、医療過誤および裁判係争中に関する場合
- 医療費の内容、医療給付に関する相談の場合
- 最初から転院希望(転医希望)をされている場合
- 死亡した患者さまを対象とする相談の場合
- 主治医が了解していない場合
- 相談内容が当科の専門外である場合
- 相談中に上記事項に該当すると判断した場合
その他
- 患者さん本人の相談を原則とします。
- 患者さん本人が同席しない場合、患者さん本人の同意書が必要です。
患者さんが未成年の場合や、意識不明、重度の認知症などにより本人の同意が確認出来ない場合は、続柄を確認出来る書類が必要となります。
お持ちいただくもの
(1)患者さんご本人の保険証
※保険診療ではありませんが、身分確認のためご掲示いただきます。
(2)紹介状(診療情報提供書)
(3)画像検査結果(CD・DVD・レントゲンフィルム)
(4)申込書
申込書印刷用[PDF]
※事前にFAXをしていただきます。
ご家族のみで来院する場合
(5)面談されるご家族全員の身分証
(6)同意書
※「申込書」の中の太枠欄にご記入をお願いいたします。
予約から診察まで
2
医療連携室にて対応(申込書への記入依頼・相談内容の収集)
料金(自費診療)
30分まで | 11,000円(税込) |
30分以上1時間まで | 22,000円(税込) |
原則、相談時間は30分。延長を希望される場合は30分まで。
腫瘍科セカンドオピニオン外来
がんの患者さんは、がんと診断された日々からさぞや不安な日々をお過ごしと思います。
よく理解できないまま検査が進み、治療の方針が次々と提示され、大事な判断がせかされます。
近年のがん治療の進歩により、がんの診断や治療にも大きな進歩が見られ、そのために治療法の選択肢が大きく広がり、多くの患者さんはかえって情報の森のなかでさまよってしまっているのが現状だと思います。
わたくしは、40年来放射線治療を専門として特に先端的放射線治療として定位照射(ピンポイント照射)(特に脳腫瘍、肺がん、肝がん、前立腺がん、転移性腫瘍など)、強度変調放射線治療(IMRT)(特に前立腺がん、耳鼻科のがん、婦人科がん、肺がん、悪性リンパ腫など)、低線量率(特に前立腺がん、口腔がん)と高線量率小線源治療(特に前立腺がん、婦人科がん、耳鼻科のがん、乳がんなど)、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)(特に皮膚のがん)、新たなα線線源による治療(乳がん、耳鼻科のがん)などの治療開発に従事し、がん治療を行ってきました。
放射線治療では、すべての臓器のすべてのがんを扱う必要があり、各領域の外科、内科の先生たちと討論して、それぞれの患者さんにとっての最善な治療を決定してきました。ですから放射線治療医として、どのがんでは放射線治療以外にもどのような治療法の選択肢があり、それぞれの特徴がどうであり、どのような患者さんに最適な適応であるかということを常に考えております。
多くの情報の森のなかでさまよえる患者さんとじっくり話し合うことで、患者さんにとって最適ながん治療法を一緒に考えていくことができればと思っています。
外来診療日(完全予約制)
【曜日】月曜日・火曜日・木曜日
【時間】14:00~17:00
他医療機関へセカンドオピニオンを希望される方
当院は、患者さんやご家族が当院の診療報酬に関して、他の医療機関によるセカンドオピニオンを希望される場合、その実施を支援致します。現在、当院で治療中の患者さんで、他の医療機関医師にご自分の病気に関する治療方法などのご相談を希望される方は、遠慮なく主治医にご相談くだされば、診療上のデータを提供いたします。そのことで、以後の診療に問題が発生することはありません。
なお、診療上のデータ提供にあたりましては、診療情報提供料(保険診療)などを徴収させていただきます。
外来受診