重要なお知らせ

病院指標(令和6年度)

病院指標の公開

DPCデータを基に、全国統一の抽出方法で数値化し、医療の質を客観的にしたものです。
当院の特徴を理解していただくために、情報公開を行っています。

DPCデータとは

全国のDPC病院が、全国統一の形式で厚生労働省に提出しているデータです。
傷病名、診療内容、在院日数など様々なデータが含まれます。
※自費、自賠責、労災、24時間以内死亡患者さんのデータは含まれません。

DPCとは

診断と治療の組み合わせで決まる定額入院料から計算する包括方式です。

DPC14桁コード(診断群分類)とは

入院で医療資源を最も投入した傷病名と、手術や処置などの治療内容を組み合わせたデータを、
番号化することで分類を可能にしたものです。

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 29 86 172 251 428 935 1156 2413 2189 549
2024年6月1日~2025年5月31日までに退院した患者様を年齢階級別(10歳刻み)に集計しました。
合計患者数は8,208人で前年度の集計と比較して約1,000人増加しています。

当院は、東葛北部の基幹病院として「高度で安全な医療」の提供に努めております。
幅広い年齢層へ入院治療を提供していますが、半数以上が70歳以上の患者さんです。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-4あり 副傷病あり 10 7.80 13.08 0.0 69.20
060035xx99x4xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-4あり 4.18
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 8.16
040040xx99090x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-9あり 副傷病なし 8.10
110060xx99x20x 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 8.72
本院の内科は消化器肝臓内科、循環器内科、血液内科、腫瘍内科、呼吸器内科、糖尿病内科など、
さまざまな専門分野に分かれており、各専門医が外来・入院治療を担当しています。

内科では腫瘍内科の実績となっています。
がんの内科的治療全般を診療し、当院腫瘍内科では固形腫瘍全般を扱っています。
複数科が密に連携し、看護師、薬剤師、技師、リハビリ担当者など多職種で一つのチームとなって診療を行っております。

消化器肝臓科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 99 8.65 8.88 1.01 76.66
060050xx03xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 71 9.77 10.22 1.41 78.69
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 56 6.98 7.45 0.00 77.91
060270xx99x0xx 劇症肝炎、急性肝不全、急性肝炎 手術なし 手術・処置等2なし 43 5.60 11.41 0.00 67.02
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 32 7.34 10.93 0.00 70.31
消化器疾患を扱っている内科です。
対象疾患は食道・胃・十二指腸・大腸などの消化管や、肝・胆・膵など臓器に関わる病気で、
炎症などの良性疾患からがん診療まで、幅広く診療を行っております。
特にがん診療においては、早期診断から治療まできめ細やかな診療を提供しております。

毎日、消化器検査の中心となる上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)や下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)を行っており、
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵菅造影)、EUS(超音波内視鏡検査)など内視鏡下の検査・治療を多数例施行しています。

また、肝炎治療(抗ウイルス薬など)や肝がん治療(肝動脈塞栓術・経皮的ラジオ波焼灼術)を長らく行っており、
県内でも有数の施設となっております。

循環器科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 65 18.92 17.33 10.77 79.05
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 54 2.00 2.02 0.00 56.15
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 48 4.83 4.18 2.08 69.46
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-2あり 手術・処置等2なし 30 2.63 3.27 0.00 68.40
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 28 4.79 4.47 0.00 68.57
東京女子医科大学循環器内科と連携し、診療を行っています。
対象疾患は、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、心臓弁膜症、心不全、不整脈、大動脈疾患、肺塞栓症など多岐に渡ります。

心臓疾患や血管疾患はもとより、動脈硬化に関連する疾患に対して、
患者さん一人ひとりに適した検査・治療を、より侵襲の少ないかつ安全な方法で施行しております。

心不全の症例が多くなっております。高齢化に伴い併存疾患が多く入院が長期化するケースも散見されますが、
ソーシャルワーカーなど多職種と協力しスムーズな退院を目指しています。

外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 116 4.31 4.54 0.00 72.11
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 108 8.72 9.82 0.00 73.77
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 60 5.12 5.32 0.00 39.23
060335xx0200xx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 58 7.59 7.05 3.45 65.62
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 53 5.57 9.59 0.00 29.19
当院の外科は消化器、呼吸器、乳腺、小児に分かれており、消化器外科領域症例が多くなっております。
手術件数は年間約700件以上と年々増加しております。

消化器外科領域では、胃がん・大腸がんなど肝胆膵領域の悪性疾患から、
胆石、胆嚢炎、鼠径ヘルニアといった良性疾患まで幅広くカバーしております。

呼吸器外科領域では、肺癌、縦隔腫瘍、胸膜疾患、気胸などの胸部疾患全般に対して
専門的かつ総合的な診療を行っております。

整形外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 54 33.22 25.29 55.56 80.70
160700xx02xxxx 鎖骨の骨折 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 鎖骨、膝蓋骨、手、足、指(手、足)その他等 13 3.00 3.36 0.00 46.69
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 12 4.33 5.95 0.00 67.25
160700xx01xx0x 鎖骨の骨折 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他 副傷病なし 10 4.30 5.73 0.00 43.10
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 10 20.00 17.84 10.00 48.10
高齢者から小児まで幅広い年齢を対象としており、運動器全般に対する病気やけがに対して診断・治療を行っています。

骨折など外傷のほか、関節・筋肉・靭帯に関する病気、脊椎・脊髄疾患、骨粗鬆症、骨代謝性疾患、
上肢・下肢の末梢神経障害、スポーツ外傷、労災・交通外傷、骨や筋肉内の腫瘍など幅広い疾患に対応しております。

中でも、股関節・大腿近位の骨折を多く受け入れており、その他疾患は病状に応じて、
地域病院と連携して紹介させていただいております。

形成外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 18 4.33 3.77 0.00 49.89
160200xx030xxx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 14 3.00 3.31 0.00 20.21
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 11 8.00 6.92 0.00 85.09
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 2.74
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし 6.95
体の表面に生じたけがや、変形を正常に近い状態へ治療したり(あざ・ほくろ・傷跡・やけど・皮膚腫瘍など)、
手術や外傷でなくなった組織をできる限り再建させられるよう努めております。

脳神経外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 38 16.89 9.83 18.42 79.13
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 32 13.94 7.99 18.75 71.38
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 30 17.50 16.89 36.67 73.40
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 23 17.87 18.68 39.13 73.04
010030xx02x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 16 6.06 8.63 6.25 69.00
脳神経外科における3大疾患は、「頭部外傷・脳卒中・脳腫瘍」と言われています。
当院においても症例の多い順に、頭蓋・頭蓋内損傷、脳梗塞、非外傷性頭蓋内血腫が並んでいますが、
経験豊富なスタッフと最新の医療機器により、万全を期しております。

また、特に脳血管内治療に力を入れております。
脳血管内治療の特徴は、脳卒中に対して痛みを少なく、体への負担が軽く治療できる点です。
従来の開頭手術に脳血管治療を加えることで、脳神経領域疾患の治療方法の選択肢が広がり、
それまで治療困難であった疾患を治すことが可能になりました。

心臓血管外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 24 2.08 2.66 0.00 63.21
050163xx03x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2-1あり 16 10.88 14.96 18.75 76.38
050163xx01x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2-1あり 27.01
050161xx9901xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 19.87
050163xx02x1xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 18.74
医師、看護師をはじめ各コメディカルスタッフが、互いの専門性を尊重し、
一つのチームを結成して最大限の能力を引き出し、患者さんの治療にあたっています。
また情報を共有するために、毎週心臓血管外科、循環器内科合同のカンファレンスを行っています。
カンファレンスには多くのスタッフが出席し、患者さんへより良い治療が提供できるよう、数多くの意見が飛び交っています。

眼科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 148 2.99 4.29 0.00 76.22
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 70 2.03 2.49 0.00 76.49
020250xx97xxxx 結膜の障害 その他の手術あり 2.81
近年は、新聞やテレビだけでなくインターネットにより眼を使う機会が増大しており、
日常生活において眼の重要性がますます増加しています。
一方、生活習慣や高齢化により、白内障、緑内障、網膜剥離、糖尿病網膜症などによる視力低下で悩む方が増えています。

中でも、白内障は目の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気です。
原因として加齢によるものが多く、早い方では40代から、80代ではほとんどの方が白内障を発症しています。
水晶体が濁り始めると、霞んだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるという症状が出現したり、視力が低下します。

より良い視機能を長く保っていただくために、患者様一人ひとりに合わせて治療を行っております。

耳鼻咽喉科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030428xxxxx0xx 突発性難聴 手術・処置等2なし 31 8.68 8.21 0.00 61.52
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 29 7.72 5.84 0.00 57.90
030270xxxxxxxx 上気道炎 19 6.26 4.71 0.00 33.47
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 18 5.78 5.63 0.00 37.11
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 副傷病なし 14 5.64 7.65 0.00 26.00
耳、鼻、喉、頸部を取り扱う診療科です。
具体的には耳の感染症、聴覚障害、鼻づまり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、喉の痛みや声の問題などを診療しています。
通常の外来診療に加え、総合病院として様々な専門的な検査(聴力検査、画像検査、内視鏡検査など)が可能です。

急な入院加療が必要な喉の炎症や突発性難聴、めまいなどにも対応しています。
耳、鼻、喉の健康を維持し、生活の質を改善するためにさまざまな治療をしております。

放射線治療科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx9902xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-2あり 28 14.57 16.89 17.86 75.21
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 手術なし 手術・処置等2-2あり 23 16.48 16.94 30.43 78.96
010010xx9903xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-3あり 13 34.77 15.45 30.77 66.85
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-2あり 11 14.00 15.94 0.00 53.82
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-3あり 17.95
2024年1月より、新松戸高精度放射線治療センター(SMARTセンター)で放射線治療を開始しました。
放射線治療は、高エネルギーの放射線をがんの病変部に集中的に照射し、がん細胞の増殖を抑え、死滅させる治療法です。
照射中に痛みや熱さを感じることはなく、身体への負担が比較的少ない治療とされています。

対象はすべての悪性腫瘍、ケロイドや甲状腺眼症などの良性疾患と幅広い治療が可能です。
また、高線量率組織内照射が施行可能で前立腺がん、婦人科がん、頭頚部がんなとの治療に貢献しています。
開設から1年で500名以上の患者さんに高精度放射線治療が行われました。

放射線治療医、医学物理士、放射線治療技師、看護師、事務が密接に連携し、安全で高精度な放射線治療をお届けして参ります。

脳神経内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 28 14.57 16.89 17.86 75.21
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2-2あり 副傷病なし 23 16.48 16.94 30.43 78.96
010110xxxxx40x 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等2-4あり 副傷病なし 13 34.77 15.45 30.77 66.85
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし 15歳以上 11 14.00 15.94 0.00 53.82
010160xx99x00x パーキンソン病 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 17.95
頭痛やめまい、手足のしびれや麻痺など、日常生活に支障をきたす多様な神経症状に幅広く対応しています。
脳血管障害(脳梗塞・脳出血)、パーキンソン病、認知症といった脳や神経の疾患をはじめ、神経免疫疾患やけいれん、歩行障害などの診断・治療も
専門的に行っています。
当科では、アミロイドPET検査をはじめとする高度な画像診断技術を活用し、疾患の早期発見に努めています。
これにより、患者さん一人ひとりの症状や病状に応じた最適な治療計画を立案し、生活の質(QOL)の向上を目指します。
また、他の診療科とも連携しながら、総合的な診療を提供しています。

皮膚科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 46 7.80 9.33 0.00 72.35
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 41 10.51 12.98 12.20 67.88
080190xxxxxxxx 脱毛症 3.29
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 3.77
080110xxxxx0xx 水疱症 手術・処置等2なし 28.94
当院の他科に通院しながら希望される方から、重症な皮膚疾患に罹患された方まで迅速かつ丁寧に対応しております。
中でも、重症な帯状疱疹や蜂窩織炎など、入院の必要がある場合には平均7日間の入院をおすすめしております。

泌尿器科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 206 3.07 2.45 0.00 71.74
110080xx991xxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 81 7.30 6.81 1.23 76.83
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 71 12.42 11.11 0.00 74.15
110200xx99xxxx 前立腺肥大症等 手術なし 62 2.69 5.59 0.00 54.83
11012xxx02xx0x 前立腺肥大症等 手術なし 30 5.43 5.16 0.00 54.83
腎・尿管・膀胱など尿路、男性性器(前立腺、精巣)の腫瘍、感染症、尿路結石、排尿障害など、泌尿器の疾患全般を診療しています。

当院では前立腺がんの症例が多くなっております。
前立腺がんの検査ではMRIと超音波を用いて正確に組織を採取することで検査の精度が向上しました。
また、2025年7月に尿路結石治療センターを開設し、尿路結石の患者さんをより迅速かつ専門的に対応する体制を整えました。
患者様と相談しながら、治療後のQOLまで考えた治療を提供できるよう努めております。

婦人科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 15 8.80 9.20 0.00 50.07
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 13 10.23 9.84 0.00 56.92
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし 11.59
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 2.92
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 5.88
当院では産婦人科の中でも特に手術に力を入れております。
子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんなどの悪性腫瘍には安全ながらも必要な手術を心がけ、術後の追加治療や手術の必要がない方への
定期的な検診も含めてフォローさせていただいております。
子宮筋腫、卵巣嚢腫、そして子宮脱や子宮内膜ポリープなどの良性腫瘍には、なるべく侵襲性の低い術式をお勧めしております。

呼吸器内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 75 3.03 3.03 1.33 73.56
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 45 21.44 20.78 13.33 81.62
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 29 19.62 18.68 3.45 76.28
040170xxxxxxxx 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) 29 4.86 10.46 0.00 64.97
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 26 9.50 13.41 0.00 75.15
肺がん、肺炎、気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)をはじめ、難治性感染症や慢性咳嗽など、多岐に渡る呼吸器疾患に広く対応しています。

当院では血液・尿検査、CT・MRI、超音波気管支鏡、気管支鏡検査、精密肺機能検査等が施行できます。
これらにより呼吸器疾患の迅速な対応が可能で早期から適切な治療を開始できます。
また手術適応となった場合は呼吸器外科と連携し、円滑に治療へ移ることができるよう心がけております。

腎臓高血圧内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 198 8.88 11.35 4.04 66.80
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 44 4.50 6.01 0.00 47.52
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-1あり 30 18.53 13.75 6.67 71.33
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 25 23.96 19.53 0.00 60.16
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 25 15.36 13.66 4.00 80.36
血液浄化センター(腎臓高血圧内科)では、慢性・急性腎不全に対する血液透析療法を中心に、
炎症性腸疾患に対する顆粒球除去療法、閉塞性動脈硬化症・ネフローゼ症候群・高コレステロール血症に対するLDL吸着療法、
肝臓疾患に対する血漿交換療法、膠原病やギランバレー症候群に対する免疫吸着療法などの血液浄化療法を行っております。

・顆粒球除去療法:炎症の原因となる白血球を選択的に吸着除去して、炎症を鎮める体外循環療法の一種
・LDL吸着療法:吸着の原理を応用して、体内・血中に存在する病因物質を除去することにより病気を改善させる方法
・血漿交換療法:取り出した血液を血球成分と血漿成分に分離して、患者様の血漿を廃棄し、健常な方の血漿で置き換える治療
・免疫吸着療法:血液を体外に循環させて、病気の原因となる自己抗体などを選択的に吸着して取り除く治療

血液内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2-2あり 34 36.06 35.63 0.00 57.53
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2-4あり 27 8.15 8.65 0.00 77.63
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 19.41 15.01 13.64 80.41
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等2-4あり 22 8.55 9.72 0.00 77.05
130010xx99x5xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2-5あり 19 9.00 9.61 0.00 81.42
貧血や各種造血器疾患に対して、免疫療法、化学療法、分子標的療法、自家末梢血管細胞移植などを施行しています。
白血病やリンパ腫の患者さんが多くなっております。

当院では無菌室を4床開設し、感染管理に配慮した治療環境を提供しています。
また、高齢の方や合併症のある方には、病態に応じてQOLを考慮した治療法も選択しています。
常に親切丁寧な説明を行い、患者様との心の触れ合いを大切にした医療を心がけております。

糖内代謝内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2-1あり 92 11.87 13.77 4.35 64.40
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 11.14 13.07 7.14 54.21
100040xxxxx10x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2あり 副傷病なし 18.63
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2-1あり 12.60
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 10.46
当院の糖尿病・内分泌代謝内科は、2019年に日本糖尿病学会教育認定施設Ⅰに、2022年には日本内分泌学会教育認定施設として認定されており、
専門的かつ質の高い診療を提供しています。
2024年度には、約6,500名の糖尿病患者に対して外来診療を行い、約500名の入院患者に血糖管理を実施しました。
また、糖尿病教育入院を積極的に行い、血糖管理に難渋している患者さんを対象に、個別の指導とサポートを行っています。
定期的に糖尿病教室を開催し、患者教育にも力を入れています。

総合診療科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 137 30.59 20.78 26.28 84.95
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 43 19.84 13.66 11.63 81.53
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 33 16.18 17.33 6.06 89.09
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 28 10.64 16.40 3.57 84.64
040081xx97x0xx 誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2なし 17 45.53 35.71 35.29 84.35
特定の臓器を対象とするのではなく、患者様が抱える健康問題について幅広く対応する診療科です。
病態がありながら診断がついていない方、合併症により専門診療科の治療にそぐわない方、
初診でどこに行ったらよいかわからない方など、方向性が決まっていない患者様の初期対応をさせていただいております。
その後、治療が必要と診断したら各専門診療科へ紹介するなど、最善な方法を提案しております。

入院においては、上記の通り、誤嚥性肺炎、尿路感染症、心不全と救急搬送に多い疾患が並んでおりますが、
市の健診、企業健診、人間ドックなどで異常を指摘された場合でも受診をおすすめしております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 49 14 27 1 8
大腸癌 16 33 33 73 36 31 1 8
乳癌 15 17 12 1 8
肺癌 88 20 63 135 36 39 1 8
肝癌 14 30 21 13 17 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【指標の説明】
●国際基準であるUICC(監修:国際対がん連合)に基づいて、癌の進行度を分類しました。
進行度のStage分類は、「腫瘍の大きさ・広がり、リンパ節転移の有無・範囲、遠隔転移の有無」により決定します。
●初発:癌と判明して最初に計画された治療目的の入院をすべて含む
●再発:初回治療終了後や再発・転移をきたしたもの
●延べ患者数で集計しているため、場合によっては複数回(入院回数)を含みます。

【解説】
専門的な治療を提供する病院として、千葉県より「がん診療連携協力病院(胃がん・大腸がん・肝がん)」に認定されております。
2024年1月より、癌の4大治療と呼ばれている外科治療、薬物療法、免疫療法に加え、「放射線治療」を開始しました。
対応できるがん治療の幅がさらに広がり、前年度と比較して、15%ほど患者数が増加しています。

積極的な治療だけではなく、患者様のQOL(生活の質)を大切にし、苦痛を和らげる緩和ケア・がん相談支援・栄養サポート等
により、「患者様に寄り添うチーム医療」を提供して参ります。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 24 6.88 49.17
中等症 69 10.70 74.32
重症 10 11.30 76.70
超重症 11 12.64 77.73
不明
【指標の説明】
●市中肺炎ガイドライン「重症度分類(A-DROPシステム)」(監修:日本呼吸器学会)に基づいて集計しました。
●「市中肺炎」とは普段の生活の中で罹患した肺炎であり、介護施設に入所中の方や医療機関に入院中の方が
罹患した場合を除きます。
●成人とは18歳以上を指します。

●対象疾病:入院契機・医療資源を最投入した傷病名「肺炎(ICD10(※)において、J13~J18.9に該当するもの)」
●対象外疾病:ウイルス性肺炎、誤嚥性肺炎、入院後発症の肺炎など
※ICD10:死亡や疾病のデータの体系的な分析・解釈・比較を行うために、1990年WHOより採択された国際基準

【A-DROPスコアの項目】
➀A(年齢) 男性:70歳以上、女性:75歳以上
②D(脱水) 血中尿素:21 mg/dL以上または脱水あり
③R(呼吸) 酸素飽和度:90%以下
④O(意識) 意識障害あり
⑤P(血圧) 収縮期血圧:90mmHg以下

【重症度分類】
・軽症  :上記項目のいずれにも該当しない場合
・中等症 :上記項目の1つ、または2つに該当する場合
・重症 :上記項目の3つに該当する場合
・超重症 :上記項目の4つ以上に該当する場合、または1項目でもショック症状が見られた場合

軽傷ではの患者様の平均年齢が40代ですが、中等症以上では70代以上となっており、の高齢の患者様が多い事が分かります。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 164 24.76 78.01 36.17
その他 24 17.54 75.92 3.19
【指標の説明】
●転院:退院先「他の医療機関への転院(入院)」
●転院率:【転院患者数/本指標のICD10別患者数】
●対象疾病:医療資源を最投入した傷病名「脳梗塞(ICD10において、I63.0~I63.9に該当するもの)」

80%以上が発症から3日以内の患者様です。
脳梗塞の治療では、リハビリテーションは脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐために重要です。当院でも早期からのリハビリテーションを行っております。
半数以上の患者様は自宅か施設に退院され、約3割の患者様が急性期治療後は、継続リハビリのためにリハビリテーション病院等に転院しております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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消化器肝臓科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 76 2.21 11.78 5.26 78.62
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 51 1.14 7.41 0.00 79.75
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 45 0.11 5.89 0.00 77.33
K654 内視鏡的消化管止血術 37 0.89 11.68 5.41 69.84
K6852 内視鏡的胆道結石除去術(その他) 29 0.21 4.24 0.00 75.48
特にがん治療に対して積極的に取り組んでおりますが、病態に応じて、下記のような治療を行っています。
また、特に処置困難とされた症例に対しても、安全性を確保しつつ対応しております。

・胆道系疾患:ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)後→内視鏡的治療、切除できない悪性腫瘍に対するステント挿入術
・内視鏡的治療:潰瘍などの消化管出血術
・肝疾患:肝炎治療(抗ウイルス薬など)、肝がん治療(肝動脈塞栓術、経皮的ラジオ波焼灼術)

循環器科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 34 1.47 2.65 0.00 70.97
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 18 0.06 13.00 11.11 69.11
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 18 1.33 2.00 0.00 67.72
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 17 4.41 13.47 0.00 83.35
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 17 1.06 7.24 0.00 74.24
最も多い手術は、前年度に引き続き、「経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)」です。
当科でのカテーテル治療の特徴は、高齢、透析、糖尿病、がん既往の方を多く治療していることが挙げられます。

20年以上の経験を持つ医師を中心に、これまで重ねてきたカテーテルアブレーションの経験をもとに、
新たな技術の進歩を取り入れつつ、安全かつ高度な治療を行うことを心がけております。

外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 115 1.03 5.97 1.74 64.00
K6335 鼠径ヘルニア手術 64 1.25 2.27 0.00 72.55
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 62 3.69 4.03 0.00 73.17
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 60 2.20 3.33 0.00 66.23
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 59 1.12 1.95 0.00 66.61
胃がん・大腸がん・腹壁ヘルニア・脾腫瘍といった定時手術から、急性胆嚢症、急性虫垂炎などの緊急手術まで腹腔鏡手術を積極的に導入しております。
また、腹腔鏡手術を発展させたロボット手術(da Vinci、Hugo)を行っています。
開腹手術と比較し、傷が小さい、出血量が少ない、術後の痛みが少ない、体力の回復が早いというメリットがあります。

整形外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿、上腕) 44 4.00 21.48 29317 75.06
K0811 人工骨頭挿入術(股、肩) 25 8.44 24.86 85.42 80.40
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿、前腕) 21 1.34 2.34 0.00 52.71
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、足) 20 2.79 7.88 0.00 51.25
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿) 18 4.14 10.96 10.00 61.05
上記の通り、骨折に対する手術が多くなっております。
外傷手術に力を入れており、退院後の生活を考慮して十分なリハビリを行い、在宅復帰できるよう支援を行っています。
予約の方を中心に診療を行っておりますが、外傷手術が必要な場合はできる限り対応いたします。
また、その他変性疾患などは病状に応じて、地域の病院と連携して紹介などをさせていただいております。

形成外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 14 0.86 5.57 0.00 85.57
K333 鼻骨骨折整復固定術 12 1.00 1.00 0.00 21.25
K084 四肢切断術(足、下腿)
K084 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4cm以上)(6歳以上)
K013-22 全層植皮術(25cm2以上100cm2未満)
最も多い手術は、「皮膚悪性腫瘍切除術」です。
基底細胞癌、有棘細胞癌、ボーエン病などの疾患の治療法です。
次点に、「鼻骨骨折整復固定術」が続いております。
スポーツ中の事故や交通事故などの原因が多く、若い患者さんの割合が多くなっております。

脳神経外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭) 47 0.51 16.31 23.91 78.59
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 25 6.72 39.28 36.00 67.68
K1781 脳血管内手術(1箇所) 17 1.47 19.88 29.41 38.46
K1742 水頭症手術(シャント手術) 13 8.00 19.31 38.46 77.23
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 11 11.27 19.73 54.55 79.45
最も多い手術は「慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭)」です。
慢性硬膜下血腫は、今まで日常生活が問題なく過ごせていた方が、認知障害、歩行時にふらつきがあるなど、周囲の方が気づくケースが多くみられます。
中でも転倒歴がある方の外傷性慢性硬膜下血種が多くを占めています。
日頃から、周囲の見守りが症状の早期発見に繋がりますので、疑わしい症状やご不安がありましたら、まずはご相談ください。

心臓血管外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 22 0.00 1.14 0.00 61.59
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 16 2.50 8.75 18.75 77.13
K5601ニ 大動脈瘤切除術(上行)(その他)
K5551 弁置換術(1弁)
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺不使用)(2吻合以上)
最も多い手術は「下肢静脈瘤血管内焼灼術」です。
これは足の静脈(全身から心臓に血液が戻ってくる血管)に血栓ができる病気の治療法です。
足の静脈にできた血栓が、飛んで心臓を通り、最終的に肺へとつながる血管(肺動脈)を詰まらせる病気のことを肺塞栓症といい、とても危険な病気です。
若い人から高齢者まで様々な年齢で起きる可能性のある病気であり、適切な治療が必要となってきます。
また、胸腹部大動脈瘤に対してステントグラフト治療を行い、患者さんに優しい低侵襲手術を心がけております。

眼科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 215 0.00 1.69 0.00 76.34
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない)
K224 翼状片手術(弁の移植を要する)
K279 硝子体切除術
最も多い手術は「水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)」です。
ごく初期の場合は、点眼で若干進行を抑えることができる場合もありますが、
進行した場合は白内障手術により、目の中に新しい眼内レンズを挿入することが必要です。
入院による患者さんの負担を軽減するため、短期入院だけではなく外来での日帰り手術も積極的に行っております。

泌尿器科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 81 1.28 5.04 1.23 76.75
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 71 1.03 10.39 0.00 74.15
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 44 1.48 5.84 9.09 70.73
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 31 1.58 4.00 3.23 56.29
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) 23 1.00 6.52 0.00 70.70
da VinciとHugoを導入し、ロボット手術を積極的に行っています。
上記の中では、「腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる)」が該当します。
悪性腫瘍の治療において、以前は根治性が大きく重視されていましたが、
最近ではこのような、根治性・低侵襲・機能温存治療に優れた手術を目指す治療へと変わりつつあります。
また、悪性腫瘍だけではなく、レーザーを用いた尿路結石の治療や前立腺肥大症など良性疾患の手術も行っております。

婦人科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 14 1.93 6.93 0.00 55.43
K879 子宮悪性腫瘍手術 13 1.77 7.46 0.00 56.92
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器使用)
K867-4 子宮頸部異形成上皮レーザー照射治療
外科、泌尿器科と同じく婦人科でも腹腔鏡下手術の他に、Hugoを用いたロボット支援下手術を行っております。
小さい傷で術後に痛みの少ない手術を行い、早期の社会復帰のために患者さんのご希望に沿った治療方針を考えております。

腎臓内科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 47 4.70 15.09 4.26 68.26
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 43 2.65 2.33 0.00 75.47
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 11 26.45 28.36 54.55 88.18
K6121ロ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(静脈転位を伴う)
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術
透析を開始するための「末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)」が多くなっております。
血液浄化センターは2022年7月より透析ベッドを40床から47床へ増床しました。
透析個室の導入及び陰圧テントの増設により、感染症が疑われる患者さんについても受入可能です。
患者さんのご要望にできるだけお応えし、患者さんに安心して治療を受けていただけるように努めて参ります。

血液内科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 11 20.64 10.55 0.00 64.45
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満)
K9212ロ 造血幹細胞採取(末梢血幹細胞採取)(自家移植)
抗がん剤治療を安全に行うために、植込型カテーテルを設置する場合があります。
また、難治性白血病など通常の化学療法のみでは治療が困難な場合、造血幹細胞移植を行う事があります。
当院の外科医師と連携を取り、専門医による診療体制を整え、安心して治療を受けていただけるように努めています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0.06%
異なる 11 0.13%
180010 敗血症 同一 43 0.52%
異なる 50 0.61%
180035 その他の真菌感染症 同一 0.06%
異なる 0.04%
180040 手術・処置等の合併症 同一 109 1.33%
異なる 0.06%
【指標の説明】
●該当するDPC上6桁症例を、入院契機となった傷病名が医療資源を最投入した傷病名と同一か否かで表しています。
●「DIC」とは、播種性血管内凝固(Disseminated Intravascular Coagulation)の略称です。
●「発生率」は【症例数/一般病棟に入院した全退院患者数】を用いて、集計しました。

合併症とは、治療が原因となって起こる別の病気です。患者様の状態により引き起こされる確率は様々であり、臨床上ゼロには成り得ないものですが、
細心の注意を払い対応しております。
当院では透析患者様のシャント狭窄・閉塞に対する手術を多く行っており、その際のDPCコードが手術・処置の合併症に含まれるため、件数が高くなっています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

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肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
766 664 86.68%

血液培養2セット実施率

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血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
2960 2168 73.24%

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

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広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
973 755 77.60%

転倒・転落発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
104659 287 2.74‰

転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率

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退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
分子の数が少ないため「-(ハイフン)」で表示しております。
「インシデント影響度分類レベル3b」とは事故のために継続的な治療が必要になった場合をあらわしており、
「-(ハイフン)」は、10件未満となっているため、良好な結果であると言えます。

手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率

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全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1853 1796 96.2%

d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率

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退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
100469 113 0.11%

65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合

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65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
5602 5436 97.04%

身体的拘束の実施率

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退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
104659 9684 9.25%

更新履歴

2025/09/24
病院指標を公開しました

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